『ファイナルファンタジーXII』いよいよ本日発売!!

ファイナルファンタジーXII』本日発売
http://www.square-enix.com/jp/index_f2.html


今頃は日本全国をにぎわしているでしょう。わたしの場合、ファイナルファンタジーシリーズはⅧを最後に卒業しました。何というか、不思議とファイナルファンタジーに楽しさを感じなくなりました。もう得るものが無いのかもしれない、と思ったからです。Ⅷをプレイしたときに後半のエンディングが近づくにつれて、このまま終わらないで欲しいと、感じなかったことが原因です。わたしが歳をとって感受性をなくしたせいなのか、ゲームのクオリティが下がった(いやそんなことはない)せいなのか、未だに分かりません。


ファイナルファンタジーファミリーコンピュータスーパーファミコンプレイステーションとハードの性能に合わせて進化してきました。ストーリーとグラフィック重視になり、まるで映画のようになってゆきました。これもひとつの進化形態なのでしょう。Ⅷが出る頃になると他のゲームでも綺麗なグラフィックは当たり前になっていました。


Ⅸに手を出さなかったのは、ファイナルファンタジー自体がこれ以上グラフィックが綺麗さを追求したからといって、これまでのようにワクワク感を味わうことができないのでは、、と思ったこともひとつあるかもしれません。


古い作品の方が熱中できた気がします。いかにキャラクターを強くできるか、の方向性にまず向かいます。そしていい加減飽きると、次に制約をつけてゲームを進める遊び方に発展します。たとえば、Ⅴの場合はクリアに必要最低限の敵だけたおしてレベル6でクリア、、などです。スキルさえあれば何とかなる、逃げて逃げて逃げまくってスキルでたおしたり、職業をしぼってラスボスを倒しに向かったり、時には裏技を駆使して、エクスカリバーをひたすらぶん投げる、、などなど。ストーリー無視のいい加減な遊びかたにはキリがありませんでした。


それはそうと、もうXIIまできたのですね。継続する気概には脱帽です。製作側からすると、毎回前回作を超えるレベルを目指さないといけないところが辛そうです。生み出す苦しみが製作者にはきっとあるに違いありません。しかし、小さい頃にファイナルファンタジーを遊んで、製作者になることを夢見て、実際にクリエイターになった人は必ずいるでしょう。そしてそういうクリエイターが今回の作品を製作したのかなと思うと、遊びたくなりますね。なぜなら、小さい頃に遊んだファイナルファンタジーⅠやⅡやⅢやⅣやⅤよりも絶対に面白い作品をつくるぞっ!という気概があるに違いないからです。


ゲームは人件費と製作時間のかかった創作物です。これだけ大規模な作品を味わえること自体、幸せ以外の何物でもないかもしれません。ファイナルファンタジーシリーズはもはや国民的行事(?)になった気さえします。わたしはもうゲームをしなくなりました。ですが逆に、この歳になってから遊んでみるとファイナルファンタジーから何を学べるだろうと考えます。


久しぶりにいっちょ遊んでみるかーーっ、、もしれません。。