地球温暖化
NHKスペシャル「気候大異変」(2)-環境の崩壊- を見ました。縁遠い世界の話なのでなおさら興味が出ました。地球温暖化に関するドキュメント番組です。
NHKスペシャル2夜連続シリーズ気候大異変
http://www.nhk.or.jp/special/
台湾高雄市では2002年、デング熱が大流行しました。デング熱とは感染症の一つで、ネッタイシマカという蚊がデング熱を媒介して大流行したそうです。台湾政府はデング熱が台湾全土に拡大し風土病化することを危惧をしているようです。2002年感染者は5000人を超えたらしく、防虫剤を散布している衛生局員と住民が争う場面もみられました。最近は徹底的な予防の甲斐もありデング熱の発生を抑制できているとのことです。しかし今後は地球規模の温暖化によってネッタイシマカの生息範囲が広がってゆくとの話でした。冬季の温度が氷点下20度まで下がるとネッタイシマカは発生しにくいらしいのですが、ここ数年台湾の冬季の気温は氷点下20度以下に下がることがないようです。そのため、ネッタイシマカの数は増加傾向にあるとのことです。
デング熱
http://idsc.nih.go.jp/idwr/kansen/k04/k04_50/k04_50.html
1回目のデング熱の感染で40度近い発熱、発疹、骨を虫に噛まれるような痛みを伴い、2回目の感染でデング出血熱へと移行するとのことです。デング出血熱になると鼻出血・消化管出血に発展し、さらに悪化すると死亡に至る病気とのことです。
異国を観光する際には蚊に刺されないように長袖や長いパンツをはくことを心掛けなければなりません。
「地球シミュレータ」は2060年を次のように予測しているそうです。
・アマゾンの3分の2が砂漠化する
・地球温暖化によって海岸が水没する
・世界では2億6000万人の環境難民がでる
わたしがおじいさんになる頃、一体地球はどうなっているでしょうか。できることを考えてみましたが何も思い当たりません。部屋の暖房の温度を下げることや、無駄な電力を使わないことでしょうか。しかし、地球規模でのイベントには人間一人の力など無力です。残念です。